今週の見通し・為替(NIKKEI NETより)
<今週の見通し・為替 円、89円台前半に上値の壁>
今週の円相場は上値が重そうだ。前週末は10月の米雇用統計が市場の予想を下回ったため、海外ファンドなどがリスク回避を目的にユーロや豪ドルを売り、円を買い戻す動きが強まった。つられて円は対ドルで上昇し、一時は2日以来となる1ドル=89円台後半まで上昇した。だが89円台前半に上値の壁があり、日本の財政運営に対する懸念も強い。円買いは次第に弱まるとの見方が多い。
6日の米雇用統計発表を受けて安全志向の米国債買いが進み、米長期金利は低下。日米金利差の縮小を意識した円買い・ドル売りも進んだ。ただ6日の米国株の底堅さは注目点といえる。週明けの米国株が反発に転じれば、海外ファンドなどのリスク投資が再開する可能性もある。
10月の工業生産をはじめ、11日には中国の経済指標の発表が集中する。13日には7~9月期のユーロ圏国内総生産(GDP)の発表が予定されている。世界経済の先行きに前向きな見方が広がれば、リスクをとってユーロや豪ドルを買い、円を売る動きにつながる。円が対ドルで下落に転じるシナリオも想定される。
[11月8日/日本経済新聞 朝刊](11/8 18:00)
(NIKKEI NETより一部抜粋)
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