2009年12月22日 (火)

今日(12月22日)の株式見通し

<今日の株式見通し------半導体中心にハイテク株に買い安心感、薄商いのなか先物主導の展開か>

  米国市場の上昇や円安進行を好感し、先物主導で堅調な展開が予想される。ドル円は日銀短観で示された下期想定為替レートの1ドル91円前半まで円安が進んでおり、外需関連株全般に買いが期待できそうだ。ただ、外国人投資家がお休みモードであり、なかでも大型株を積極的に買い進む動きは限定的か。半導体関連を中心にハイテク株が指数を押し上げる展開となりそうだ。
 日経平均は終値ベースで直近の16日高値10177円を更新した。きょうは10月26日の戻り高値10362円をトライする動きが想定される。
 また、大引けでは前日のTOPIXに引き続き、MSCI(国際分散投資のベンチマークとされる)で三菱UFJの増資にともなうリバランスが行われる。インパクトは前日を下回るが、規模自体が大きいだけに影響はあろう。前日と同様に加重平均型に売り圧力がかかり、NT倍率が拡大する可能性もある。

 21日のダウ平均は85ドル高と続伸。NASDAQは年初来高値を更新した。アルコアがサウジアラビアの政府系企業と合弁企業を設立することが明らかになったほか、バークレイズがインテルの投資判断を引き上げたことを好感した。ダウ平均は一時129ドル高まで上昇し、終値でも25日移動平均線を上回って取引を終えた。
 S&P500も続伸、業種では金融や一般消費財、素材などが上昇。ドル建てCME225先物は昨日の大証日中終値に比べ120円高の10310円、円建ては75円高の10265円となった。

 昨日の東京市場で日経平均は反発、TOPIXは3日続落となった。東証1部の売買代金は9836億円と1月19日(9875億円)以来となる1兆円割れ。半場立会いだった大発会(7728億円)を除くと実質今年最低に落ち込んだ。一方、マザーズ市場の売買代金は連日で今年最高を記録するなど、特にネット関連銘柄に短期資金が集中した。
 日経平均は前日の下ヒゲ陽線からマドを開けて上昇、一目均衡表の雲上限を意識した展開が続いた。一目均衡表では短期の転換線が祝日開けから上昇が強くなるため、値固めから上に抜け出すタイミングとして注目できよう。
 出来高低迷が続くなか、10月26日の戻り高値10362円を前にもみ合いなども想定され、25日、75日移動平均線のゴールデンクロス待ちといった状況でもある。目先軟調なケースでも、25日移動平均線は上昇基調が継続することもあって、12月10日安値9862円レベルを安値で意識しながら、もみ合いを維持できるかが焦点になってくる。
 上値メドは、10月26日高値10362円や7日高値から10日安値までの下げの倍返しの上げで10472円。一方、下値メドは、転換線10047円(22日見込み値)、日足均衡表の雲下限9940円、10日安値9862円などが考えられる。

■CME日経平均先物(12/21 終値)

10,310, +120(+1.18%)

■寄り付き前外資系売買動向(12/22)

売:1290, 買:1260,  -30

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2009年12月21日 (月)

今日(12月21日)の株式見通し

<今日の株式見通し------米テクノロジーや金融上昇に連動する展開か、増資銘柄群の動きにも注目>

  米国市場でのテクノロジーや金融の上昇を背景に、東京市場でもハイテク関連や銀行・証券などに押し目買いが強まる展開とみられる。全体的にはクリスマス休暇や週半ばの祝日がらみで商い低調のなか、目立つものとしては低位材料株や三菱UFJを中心とした増資銘柄群の動きになると思われる。
 今週はメガバンクの商い急増による信用残高の推移や、日銀短観で示された下期想定為替レートの1ドル91円前半(ドル円)を円安方向に超えてくるかが注目点。
 日経平均のレンジは10300円-10100円を想定。短期的には10月26日の戻り高値10362円を前にもみ合いが予想され、25日、75日移動平均線のゴールデンクロス待ちといったところか。軟調な場面でも25日移動平均線の上昇基調が継続することもあって、12月10日安値9862円を安値で意識しながら、もみ合いが維持できるかが焦点になってくる。

 18日のNY株式市場でダウ平均は20ドル高と反発。一方、NASDAQは1.5%高で取引を終えた。前日取引終了後にオラクルやリサーチ・イン・モーションが発表した決算内容を好感。ハイテクセクターが相場を牽引し、ダウ平均は一時64ドル高まで上昇する場面があった。ただ、S&P500のリバランスでウェイトが引き下げられるトラベラーズやエクソンが売られたことで下落に転じ、その後は前日終値を挟んでの攻防を続けた。
 S&P500は小幅反発し、業種別ではテクノロジーや金融、一般消費財などが上昇。ドル建てCME225先物は先週末の大証日中終値に比べ20円高の10160円、円建ては25円安の10115円となった。

 先週末の東京市場は続落。東証1部の騰落状況は値上がり数・値下がり数はほぼ拮抗。規模別株価指数は大型のみ下落した。新規上場2日目の日本海洋掘削が急騰したほか、マザーズの売買代金が今年最高を記録した。日経平均は140円近く下落する場面もあったが、日銀によるデフレ克服に向けた姿勢を好感し引けにかけて下げ渋り。75日移動平均線がサポートになり下ヒゲの陽線を形成した。
 今後の上値メドは、10月16日高値10177円や10月26日高値10362円、7日高値から10日安値までの下げの倍返しの上げで10472円。一方、下値メドは、転換線10047円(21日見込み値)、日足均衡表の雲下限9940円、10日安値9862円など。変化しやすい日は、12月22日、30日から1月4日、12日などが考えられる。
 今週の国内の経済指標は、11月貿易収支、10月全産業活動指数、10-12月法人企業景気予測調査、11月失業率、11月有効求人倍率、11月家計調査、11月消費者物価指数、11月住宅着工戸数など。米国では11月シカゴ連銀全米活動指数、7-9月GDP確定値、10月FHFA住宅価格指数、11月中古住宅販売件数、11月個人所得、11月個人支出、11月新築住宅販売件数、11月耐久財受注などが発表される。

■CME日経平均先物(12/18 終値)

10,160, +20(+0.20%)

■寄り付き前外資系売買動向(12/21)

売:1390, 買:1300,  -90

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2009年12月18日 (金)

今日(12月18日)の株式見通し

<今日の株式見通し------全般売りに押される展開、直近増資銘柄を含めた低位材料株物色へ>

  東京市場は全般売りに押される展開へ。アジア株を中心とした新興国市場の動向にも注意が必要だ。低位材料株や直近増資銘柄を含めた低位ハイテク株への物色が予想される。
 ドルに対する円安進行だけでは主力株への反応は薄く、91円を超えるような動きが見られない限りは、指数を押し上げる展開になりそうにない。引き続きメガバンクを中心とした金融株の動向がポイントで、目先的には信用残高の推移などが注目される。
 日経平均は先週の高値10167円を上回ったが、10月の戻り高値の水準であることや一目均衡表では雲を2日続けて超えられなかったことで目先は微調整か。きょうは横ばいとなる転換線10047円処が安値で意識できるかどうかがポイントになる。レンジは10150円-10050円を想定。

 17日のダウ平均は132ドル安と3日続落。昨日取引終了後にシティグループが増資を発表したほか、著名アナリストのホイットニー氏やバンク・オブ・アメリカがGSやモルガン・スタンレーの業績見通しを引き下げたことが嫌気された。また、フェデックスが発表した2010年の業績計画が慎重な内容だったことも重しとなった。
 NASDAQやS&P500も下落。業種別では素材や金融、生活必需品などが下落。ドル建てCME225先物は昨日の大証日中終値に比べ20円高の10170円、円建ては35円安の10115円となった。

 昨日の東京市場は反落。東証1部の値下り銘柄数は871と全体の51.7%、規模別株価指数はすべて下落した。商品市況高を背景に石油関連や非鉄、商社など資源関連が軒並み高となった一方、国際優良株は伸び悩み。前日まで急伸していた金融、不動産などは利益確定売りに押された。
 日経平均は上ヒゲ陰線安値引け。ザラ場で10月後半の下落前の水準に戻ったことで、その後は売りに押される展開が続いた。75日移動平均線が依然下向きであるのも、上に伸びきれない要因。
 週足の一目均衡表では8月高値時に上値を抑えられた雲上限が今週は10300円処に下落しているが(抵抗となるべき水準が8月時に比べて下がっている)、今週はそのやや手前で戻りを抑えられる格好になりそうだ。
 上値メドは、10月26日高値10362円や、7日高値から10日安値までの下げの倍返しの上げで10472円。一方、下値メドは、転換線10047円(18日見込み値)、日足均衡表の雲下限9941円、10日安値9862円など。変化しやすい日は、12月22日、30日から1月4日、12日などが考えられる。

■CME日経平均先物(12/17 終値)

10,170, +20(+0.20%)

■寄り付き前外資系売買動向(12/18)

売:2100, 買:1700,  -400

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2009年12月17日 (木)

今日(12月17日)の株式見通し

<今日の株式見通し------見直し買いが継続、日経平均は一目雲抜けなるか>

  企業全体の業績改善期待を背景に見直し買いが継続する地合い。信用買い残の推移や増資株の堅調で一部の需給改善が見られるなか、金融機関の増資リスク後退はポジティブ材料。今後の相場動向はメガバンク次第ともいえるが、ドル円相場を睨みなから輸出関連の動きなども日経平均の8月高値超えのポイントになる。
 日経平均は終値で直近の12月7日高値10167円を上回った。5日移動平均線はさらに強く上昇が予想され、シカゴ日経平均先物の堅調な動きを背景に10月戻り高値を目指す展開を想定。一目均衡表では雲を完全に抜け出せるかが注目される。

 16日のNY株式市場でダウ平均は10ドル安と小幅続落。11月住宅着工件数と建設許可件数の結果を好感し、一時57ドル高の10509ドルまで上昇したが徐々に売りの押される展開へ。FOMC(連邦公開市場委員会)声明で「金利を長期間極めて低い水準に維持すると再確約」、「大部分の資金供給措置は2010年2月1日までに解除」などが公表されたあとも弱含みの地合いが続いた。
 NASDAQ やS&P500は小幅反発。業種別では素材や金融などが上昇、公益やヘルスケアは下げた。ドル建てCME225先物は昨日の大証日中終値に比べ115円高の10295円、円建て清算値は55円高の10235円となった。

 昨日の東京市場は反発。東証1部の値上り銘柄数は1170と全体の69.4%に達し、規模別株価指数はすべて上昇。新BIS規制の実質先送り報道を受けてメガバンクが急騰したほか、証券、保険など金融株が大幅高となった。メガバンク3社累計の売買代金は3807億円に達し、東証1部全体(1兆5355億円)の24.7%を占めた。増資による希薄化懸念は短期的な需給悪化要因。中長期的には景況感や全体的な相場環境に左右されやすい。それだけにマクロ改善基調のなかで増資リスクが先延ばしになったことはポジティブ材料。目先もみ合いが続こうが、徐々に全体にキャッチアップする可能性は高い。
 日経平均はの次の上値のターゲットは10月戻り高値10362円。週足の一目均衡表では8月高値時に上値を抑えられた雲上限が今週は10300円処に下落しており(抵抗となるべき水準が8月時に比べて下がっている)、上記の10月戻り高値10362円を上回れば、週足ベースでも大きな節目を超えることになるので、その意味合いは大きい。
 上値メドは、10月26日高値10362円や、7日高値から10日安値までの下げの倍返しの上げで10472円。一方、下値メドは、転換線10028円(17日見込み値)、日足均衡表の雲下限9941円、10日安値9862円などが考えられる。

■CME日経平均先物(12/16 終値)

10,295, +85(+0.83%)

■寄り付き前外資系売買動向(12/17)

売:2030, 買:2730,  +700

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2009年12月16日 (水)

今日(12月16日)の株式見通し

<今日の株式見通し------業績改善期待、需給改善期待、ドル円は90円超えで円安基調強まるか>

  東京市場は反発が見込まれる。自動車や電機中心に企業の業績改善期待が強くなってきていることや、足元の円安基調の動きを好感する相場展開へ。
 三菱UFJの増資価格決定後の反発に加え、大手銀行を対象とした新自己資本規制の導入が実質的に延期されるとの報道も内需金融株全体に買い戻しを強める格好となりそうだ。
 先週は信用買い残が微増にとどまり、買い残を売り残で割った信用倍率も9月11日以来の水準に低下。受渡日が到来した日立が商いを伴って上昇するなど、需給改善期待が相場を押し上げる展開となろう。
 FOMCの結果待ちで相場全体の商いは低調が続こうが、日経平均の一目均衡表では転換線が10019円に上昇し現在株価に接近する。5日移動平均線も横ばいか上昇に転じる見込みであり、直近の12月7日高値10167円を超える場面があろう。

 15日のダウ平均は49ドル安で取引を終了。FOMC声明文の発表前で手控えムードのなか、12月のNY連銀製造業景気指数が予想を大幅に下回り売りが先行した。金融機関の11月のクレジットカード貸倒償却率の上昇を嫌気し金融セクターが下げを主導。また、GEが2010年の業績見通しを横ばいとしたことで景気に対する楽観的な見方がやや後退し、ダウ平均は一時74ドル安まで下げる場面があった。
 S&P500やNASDAQも反落。業種別では金融や通信、素材などが下落した一方、エネルギーのみが上昇した。ドル建てCME225先物は昨日の大証日中終値に比べ105円高の10175円、円建て清算値は50円高の10120円となった。

 昨日の東京市場は続落。東証1部の値下り銘柄数は861と全体の51.1%に達し、売買代金は1兆1730億円と、11月26日(1兆1725億円)以来の低水準に落ち込んだ。国際優良株や資源関連が利益確定売りに押された一方、好材料が相次いだ不動産株が商いを伴って上昇。前日軟調だった金融などの内需関連が底堅く推移した。
 日経平均は直近の7日高値10167円を前に目先もみ合いが続くが、それを超えれば次ぎは10月戻り高値10362円がターゲット。週足均衡表では8月高値時に上値を抑えられた雲上限が今週は10300円処に下落しており(抵抗となるべき水準が8月時に比べて下がっている)、10月戻り高値10362円を上回れば週足ベースでも大きな節目を超えることになる。
 一方、昨日下値で意識された75日移動平均線はまだ下向きが続くことや、日足均衡表では雲を抜け出せない状態が続いており、12月7日高値からの三波の調整(下げ、上げ、下げ)なども考えられよう。雲下限も1月中旬に向けて下落しており、株価が緩やかに調整するシナリオなども考えられる。
 上値メドは、日足均衡表の雲上限10197円や10月26日高値10362円、7日高値から10日安値までの下げの倍返しの上げで10472円。一方、下値メドは、転換線10019円、日足均衡表の雲下限9981円、10日安値9862円、9800円処などが考えられる。

■CME日経平均先物(12/15 終値)

10,175, +105(+1.04%)

■寄り付き前外資系売買動向(12/16)

売:1910, 買:2120,  +210

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2009年12月15日 (火)

今日(12月15日)の株式見通し

<今日の株式見通し------米株先高期待を背景にドル円相場に注目、公募株の動向次第ではジリ高へ>

  米国株式市場の先高期待を背景に主力大型株に買いが続く展開か。特に日銀短観で改善が目立った自動車、電気機械は政策支援継続から先行きに対する業績改善期待は比較的強い。ドル円相場の動き次第では指数上昇を牽引する場面も想定されよう。日経平均は直近の12月7日高値10167円を終値で超えられるかどうか。
 昨日、三菱UFJの増資の発行価格が決定した。値決め前の4営業日で12%下落しており、発行価格決定で悪材料出尽くしとなれば銀行株のみならず内需金融株全体に好影響を与えそう。また、日立の公募増資の受渡日にも相当する。発行価格230円を上回る水準にあるだけに、公募組の売りを吸収できるかどうかが注目される。

 14日のNY株式市場でダウ平均は29ドル高と4日続伸。ドバイ債務に絡んだ懸念が後退し買いが先行したが伸び悩む展開へ。ただ、エクソンがXTOエナジーを310億ドルで買収合意したことにより、M&Aが活発化するとの思惑などから買いが続き、終値は2008年10月1日以来の10500ドル台乗せとなった。
 S&P500やNASDAQも上昇。業種別では素材や資本財、ヘルスケアなどが上昇、通信のみが下げた。ドル建てCME225先物は昨日の大証日中終値に比べ25円高の10125円、円建て清算値は35円安の10065円となった。

 昨日の東京市場は小幅反落。日経平均は朝方の買い一巡後に下げに転じた。東証1部の値下り銘柄数は880と全体の52.4%に達し、規模別株価指数はすべて下落。金融株や資源関連が軟調だったが、国際優良株などが後場上昇に転じ相場の下支えとなった。
 日経平均は1万円の大台を下値に底堅い動き。一目均衡表では転換線の上昇が続くなか、雲下限を意識する展開となった。転換線の上昇に連れて直近の7日高値10167円を終値で超えられるかどうかが引き続き注目されよう。
 一方、下値で意識された75日移動平均線は下向きが続くことや、11月27日安値からの急伸後の短期もみ合いを経て、再度急伸はなかなか想定しづらい面もある。12月7日高値から三波の調整(下げ、上げ、下げ)で緩やかに調整するシナリオなども考えられる。
 上値メドは、日足均衡表の雲上限10197円や10月26日高値10362円、7日高値から10日安値までの下げの倍返しの上げで10472円、9月24日高値10544円。一方、下値メドは、日足均衡表の雲下限10002円、転換線9955円(15日見込み値)、10日安値9862円、9800円処、基準線9640円などが考えられる。

■CME日経平均先物(12/14 終値)

10,125, +25(+0.25%)

■寄り付き前外資系売買動向(12/15)

売:2000, 買:2180,  +180

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2009年12月14日 (月)

今日(12月14日)の株式見通し

<今日の株式見通し------師走の年末高、SQ値超えといったアノマリーも心理的な売り手控え要因に>

  米国や中国の堅調な経済指標を背景に主力株全般が堅調に推移しそうだ。中東など外部環境が不安定で、国内のマクロ指標も芳しくない点などはあるが、外国人投資家の買い越し期待や師走相場の年末高、日経平均のSQ値超えといったアノマリーも心理面から売りは出しづらい。
 日経平均は直近の12月7日高値10167円を終値で超えられるかどうかが注目される。また、週足の一目均衡表では8月高値時に上値を抑えられた雲の上限が10300円処に下落。同時に10月の戻り高値の水準でもあり、今週その水準をトライできるかどうかは上昇継続といった意味でも重要なポイントになる。
 きょうは寄り前に12月の日銀短観が発表される。市場予想は大企業製造業の業況判断DIで-27と3期連続の改善ながらも改善幅は9月調査時から鈍化を見込む。調査時期がドバイショックによる急速な円高進行局面にあったことで、市場予想を下回る可能性もあるが、そのケースでもどれだけ悪材料を吸収できるかがポイント。企業の想定為替レートがどの程度修正されるかも注目される。

 11日のNY株式市場でダウ平均は65ドル高と3日続伸。一方、NASDAQは反落した。小売売上高や12月のミシガン大学消費者信頼感指数の結果を受けて、ダウ平均は買いが先行した。ただ、ハイテクの軟調で上げ幅を縮小する場面があったが、JPモルガンがEPS見通しを引き上げたアルコアが相場を牽引。年初来高値にあと一歩に迫った。
 S&P500は続伸。業種別では公益や一般消費財、資本財などが上昇、テクノロジーやヘルスケアは下げた。ドル建てCME225先物は先週末の大証日中終値に比べ55円高の10155円、円建て清算値は10円安の10090円となった。

 先週末の東京市場は4日ぶりの大幅反発。前引け後に発表された中国のマクロ統計が良好だったことを受けて、後場は先物主導で上げ幅を拡大した。東証1部の値上り銘柄数は1244と全体の73.8%に達し、規模別株価指数はすべて上昇。円安進展で国際優良株が軒並み高となったほか、中国関連として資源関連が後場堅調だった。
 日経平均は5日、75日移動平均線の10040円処を突破し上のマド埋めを達成。陽線高値引けで取引を終えた。週足では13週移動平均線(9940円)や26週移動平均線(10004円)を下回る日はあったが、週間終値では上方を維持するなど底堅い展開となった。
 目先の上値メドは、一目均衡表の雲上限10197円や10月26日高値10362円、9月24日高値10544円。一方、下値メドは、一目均衡表の雲下限10028円、10日安値9862円、9800円処など。変化しやすい日は、12月22日、30日から1月4日などが考えられる。
 国内の経済指標の発表は12月調査の日銀短観、11月首都圏マンション販売、10月第三次産業活動指数、11月日本製半導体製造装置BBレシオなどがある。米国ではFOMC、11月生産者物価指数、11月鉱工業生産、12月NAHB住宅市場指数、11月消費者物価指数、11月住宅着工件数、11月着工許可件数、新規失業保険申請件数、11月景気先行指数、北米11月半導体製造装置BBレシオなどが発表される。

■CME日経平均先物(12/11 終値)

10,155, +55(+0.54%)

■寄り付き前外資系売買動向(12/14)

売:2370, 買:2510,  +140

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2009年12月11日 (金)

今日(12月11日)の株式見通し

<今日の株式見通し------日経平均は9900円中心の動きか、中国の経済指標に注目>

  東京市場は小幅反発へ。米株市場の上昇を受けて主力株全般に買い戻しが意識されそうだ。昨日発表された投資主体別売買動向によると、12月1週は外国人投資家の買い越し額が6081億円と今年最高を記録。相対的に出遅れた日本株への持たざるリスクが強まったとよめる。全体の需給の改善傾向に加え、外国人投資家の買い越しは心理面ではプラス。日経平均は9900円中心の動きが予想される。
 きょうは12月限の先物・オプションのSQ算出日。SQは相場の転換点となるケースが多いだけに、日経平均の終値がSQを上回るかどうかに注目。中国の11月の小売売上高や鉱工業生産、固定資産投資などが11時ごろに発表されるが、それを受けた後場の動きがポイント。日経平均がSQ値を上回るかどうかを左右しそうだ。

 10日のNY株式市場でダウ平均は68ドル高と続伸した。新規失業保険申請件数が直近の低水準を維持したことや、10月の貿易収支の赤字幅が予想よりも改善したことを好感。一時は107ドル高まで上昇する場面があった。
 NASDAQやS&P500も続伸。業種別では一般消費財や公益、ヘルスケアなどが上昇。ドル建てCME225先物は昨日の大証日中終値に比べ160円高の9990円、円建て清算値は100円高の9930円となった。

 昨日の東京市場は3日続落。東証1部の値下り銘柄数は1146と全体の68.0%に達し、国際優良株や資源関連が軒並み安となり下げを主導。オフィス空室率悪化で不動産株が軟調だったほか、直近堅調だったネット関連も利益確定売りに押された。
 日経平均は10040円処の節目に上値を抑えられた。結局、前日形成したマドを埋めるに至らず下げ幅を広げる展開へ。一目均衡表では転換線が再び上昇に転じた。昨日は変化日で目先反発の可能性はあるが、むしろ転換線の上昇角度が強くなる週明け14日の動きに注目する局面である。
 上値メドは、9日安値9985円や日足均衡表の雲下限10028円、8日安値10079円、日足均衡表の雲上限10197円、10月26日高値10362円。一方、下値メドは、9800円処や転換線9718円(11日見込み値)、基準線9640円など。変化しやすい日は、12月10日、22日、30日から1月4日、12日などが考えられる。

■CME日経平均先物(12/10 終値)

9,990, +170(+1.73%)

■寄り付き前外資系売買動向(12/11)

売:1880, 買:2260,  +380

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2009年12月10日 (木)

今日(12月10日)の株式見通し

<今日の株式見通し------SQ前に1万円の攻防か、下値不安ない銘柄へ回避強まる>

  全体の需給面は改善傾向にあるが、一部欧州での信用不安を背景とした円高懸念や原油価格の下落などで、国際優良株や資源関連株に対しては手掛けづらいムードあり。
 明日のSQ前に1万円の攻防を予想する向きが多い中で、SQ明けの動向を警戒するムードも強く、昨日同様、ネット関連や半導体関連などハイテク株の一角が物色されそうだ。
 小売関連や比較的安値圏にあるメガバンク株、また信用の取り組み面で良好な下値不安のない銘柄へ回避する動きが強まろう。日経平均の予想レンジは10100円から9850円。
 寄り前発表の10月機械受注は9月の反動で減少が見込まれている。市場予想(マイナス4.4%)に対する結果次第では、きょうの相場の方向が決まる可能性もあろう。

 9日のダウ平均は51ドル高の上昇。25日移動平均線を意識して反発した。序盤は格付け会社S&Pがスペインの格付け見通しを「ネガティブ」に修正したことを嫌気し売りが先行したが、財政悪化を指摘されたギリシャの財務相がデフォルトに対する否定的な発言をしたほか、不良債権救済プログラムTARPが延長されたことを下支えとし上昇に転じた。中盤以降はシティが投資判断を引き上げた3Mが相場を主導、上げ幅を広げた。
 NASDAQやS&P500も反発。業種別では素材やテクノロジーが上昇した一方、一般消費財や通信などが下げ。ドル建てCME225先物は昨日の大証日中終値に比べ55円安の9945円、円建て清算値は50円安の9950円となった。

 昨日の東京市場は続落。東証1部の値下り銘柄数は1094と全体の65.0%に達し、売買高は9日ぶりに20億株台を割り込んだ。外部環境の悪化で国際優良株や資源関連が軒並み安となったほか、メガバンクなど金融株の下げが目立った。
 日経平均は75日移動平均線に上値を抑えられ、寄り付きに開けたマドを埋められなかった。12月7日高値から三波の調整(下げ、上げ、下げ)と仮定すると、目先の転換線上昇でいったん株価が戻して(上げ)、その後基準線あたりまでの調整(下げ)なども考えられる。雲下限も1月中旬に向けて下落しており、株価が緩やかに調整していくシナリオもある。いずれにしても、最終的には基準線(9640円)の水準を大方意識できるかが重要。
 上値メドは、8日安値10079円や日足均衡表の雲上限10197円、10月26日高値10362円、9月24日高値10544円。一方、下値メドは、4日安値9902円や11月17日高値9847円、転換線9683円(10日見込み値)、基準線9640円(10日見込み値)などが考えられる。

■CME日経平均先物(12/9 終値)

9,945, -55(-0.55%)

■寄り付き前外資系売買動向(12/10)

売:2000, 買:1750,  -250

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2009年12月 9日 (水)

今日(12月9日)の株式見通し

<今日の株式見通し------売り優勢でも半導体関連が指数の下支えなるか、買い方は押し目処を見極め>

  東京市場は久しぶりに軟調な動きが予想される。買い手控えのなか円相場やグローベックス先物など外部環境をにらみながらの展開か。逆に、先週からのリバウンド局面では信用買い残急減、売り残は急増しており、買い遅れた向きの押し目買い処を探る局面ともいえよう。電力を筆頭に内需ディフェンシブ株に加え、米ファラデルフィア半導体株指数の堅調を背景に半導体や電子部品株などが指数の下支えとなるかが注目される。
 きょうの日経平均の下値メドは9980円や9900円。メジャーSQを前に後場からは1万円の大台節目を意識した展開が想定される。

  8日のダウ平均は104ドル安と反落。ドバイでの債務再編問題が長引く可能性が浮上したことや、ギリシャの国債格下げで新たなクレジットクランチの懸念が浮上。一時140ドル安まで下げる場面があった。米大統領による中小企業を柱とした雇用対策の発表を受けて下落幅を縮小させる場面もあったが、ムーディーズが米英の格付けについても言及したことで、各国の財政悪化による格下げ懸念が浮上。終日軟調な地合いが続き、25日移動平均線まで下げた。
 NASDAQやS&P500は続落。業種別ではエネルギーや素材、資本財などが下げた。ドル建てCME225先物は昨日の大証日中終値に比べ140円安の9980円、円建て清算値は145円安の9975円となった。

  昨日の東京市場は7日ぶりの反落。東証1部の値下り銘柄数は1017と全体の60.4%に達し、円高進行を受けて国際優良株が総じて軟調だったほか、商品市況の下落で資源関連にも利益確定売りが膨らんだ。
 日経平均は8月高値以降の戻り高値で結ばれる右肩下がりの上値抵抗線に到達した後でも下に強い動きはなく、依然先高期待は強い。
 目先的に下げは続く可能性もあるが、日足の一目均衡表では転換線が10日から再び上昇に転じる。そのあたりからさらに上に強い動きが出るかどうか。雲下限の1月中旬に向けた下落にそって、株価が緩やかに調整するシナリオなども考えられるが、基準線9640円の上方を維持している以上は、11月27日安値を基点とした上昇は続いていると考えてよい。
 上値メドは、日足均衡表の雲上限10197円や10月26日高値10362円。一方、下値メドは、3日高値9977円や9800円処、転換線や基準線のある9640円処(9日見込み値)処などが考えられる。

■CME日経平均先物(12/8 終値)

9,980, -140(-1.38%)

■寄り付き前外資系売買動向(12/9)

売:1330, 買:1520,  +190

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