明日(7月14日)の戦略
<明日の戦略----マザーズ指数の急落・GSユアサの公募など悪材料山積>
日経平均は約1年ぶりの9日続落で、安値引け。5月18日以来、約2ヵ月半ぶりの安値に沈んだ。朝方は上昇する場面もあったが、前日高値(9370円)に届かず失速すると、先物主導で下げ足を速めた。ほぼ全面安となったが、特に中小型株や新興市場の下げが目立つ。ネット関連やバイオ、不動産関連でS安まで売り込まれる銘柄が散見された。東証1部の主力株が冴えないなか、新興市場は堅調な推移をみせていただけに、換金売りが膨らんだのだろう。マザーズ指数は6日に年初来高値を更新したが、前週末にかけて調整に転じ、10日には約3ヵ月半ぶりに25日移動平均割れ。週明けの13日は9.8%の急落となった。これは、ライブドアショック時の下落率(2006年1月17日:11.8%、1月18日:12.1%)には及ばないものの、昨秋のリーマン・ショック時の下落率(2008年10月6日:9.9%、10月8日:10.7%)に匹敵する下落。ようやく、立ち直り始めた個人投資家に対して大打撃になったと思われる。大引け後には、環境関連として注目を集めたGSユアサが最大4600万株の公募・売り出しを発表しており、あすの動向が注目される。
7月12日に行われた東京都議会議員選挙(定数127)では、民主党が改選前の34議席から54議席に躍進し、都議会第1党の座を取得。野党全体で過半数(64議席)を超える66議席を確保した。次期衆院選を占う意味で注目された1人区の戦績は、自民が1勝6敗と惨敗(前回2005年は5勝2敗)。2005年の衆院選(郵政選挙)では、東京都内の25小選挙区は自民党の23勝1敗(公明1勝)で、都内を含む都市部の小泉旋風が全国的な自民党の大勝に繋がった経緯があり、次期衆院選での政権交代が現実味を帯びた。きょうの昼過ぎには、麻生首相が衆選を7月21日にも解散し、8月30日に総選挙を行うと伝わると、政局の空白を懸念した売りが膨らんだ。このような日程を選択したのは、内閣支持率が低迷するなかで可能な限りの先送りを求める与党内の大勢と、麻生降ろしに対抗するため早期の解散に踏み切りたい自身の事情との妥協点を探った結果という。ちなみに、前回2005年の衆院解散は、8月8日の郵政民営化法案が参議院本会議で否決されると即日で衆院を解散し、9月11日に総選挙を実施していた。今後は、次期衆院選の民主圧勝シナリオを織り込む形で、教育などの関連銘柄に物色の鉾先が向かいそうだ。
(トレーダーズ・ウェブより一部抜粋)
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